沈黙の臓器「肝臓」
肝臓に障害が発生しても、症状は非常に出にくいんです。
これは、肝臓が頑丈だから…というわけではなく「無口」なだけなんです。
肝臓の機能が悪くなる原因
肝臓に機能障害が発生する原因は様々です。
- 脂肪肝
- ウィルス性肝炎
- アルコール性肝炎
- 自己免疫疾患
など
増えている「脂肪肝」
薬剤の発達でウィルス性の肝炎は劇的に減少していますが、これに反して「飽食の国」の代表国である日本では脂肪肝による肝臓の障害が増え続けています。
今や国民の3割程度(3000万人)に脂肪肝があるとされています。
脂肪肝とは
中性脂肪が肝臓に蓄積する病気。痛みなどの自覚症状が現れないため、異常があっても気づきにくく、発見時には病状が進行しているケースも多い。
なお、脂肪肝は痩せた人でも子供でも発症します。
肝硬変とは?
脂肪肝による肝機能障害の状態が長期に続くと、肝臓に「線維化」が起こり、硬くなってしまいます。
これを肝硬変といいます。
肝硬変は、食道静脈瘤や肝臓ガンを発症するリスクが高まります。
エコーで肝硬変がわかります
2018年にエコーで肝臓の硬さを画像で計測できるようになりました。
しかし全てのエコー装置で肝臓の硬さを測れるわけではありません。(健診ではほぼこの検査はしないです)