エコーは愛犬の健康チェックにも役立ちます。
「どこが」「どのように」「痛い」「苦しい」…犬はどんなに体調が悪くなってもそれを言葉にすることができません。
人間同様、犬もエコーで様々な病気を早期に発見できることがあります。エコーですのでワンちゃんの体に負担が少なく、放射線の被曝もないので安心ですね。
エコーでわかる犬の病気例
肝臓がん | 急速に大きくなる質の悪いものがあります。 |
脾臓がん | 急速に大きくなる質の悪いものがあります。 8歳を超えると、10〜30%に脾臓や肝臓に腫瘤性病変を見ます。 |
胆のう炎 | 8歳を超えるとほとんどの犬に胆泥(胆石の一歩手前)があります。これが元で胆のう炎をおこす犬が多いです。 |
腎結石 | 腎臓結石を高頻度に見かけます。血尿の原因になります。 |
膀胱結石 | 膀胱結石を高頻度に見かけます。血尿の原因や腎不全、尿閉(おしっこが出なくなる)の原因になります。 |
弁膜症 | 8歳を超えると高頻度に弁膜症を発症します。これが心不全の原因になります。 |
寄生虫 | 予防接種を受けていないとフィラリア(寄生虫)を高頻度に発症します。これは心臓に病巣を作り、心不全の原因になります。 |
規模の差が激しい犬の病院
犬の病院(動物病院)は規模の差が激しいです。半数以上はエコーは人間で使用していた装置の中古装置を使用しています。
また、犬は言葉が話せない分、人よりも情報を得ることが難しく診断に遅れを生じたり、判断を誤ったりすることが頻度的に上がり、知識と経験に医療の質が左右されやすいです。
エコーの代わりとなるものにCTがありますが、CTを持っている施設はかなり規模の大きい病院しかありません。
また、犬のCTは検査を受けるのに、相場10万円ほどします。(基本自由診療なので5万のところもあれば20万とるところもあります)