心不全とは?
「心不全により亡くなりました。お悔やみ申し上げます・・・」こんなシーンをテレビでよく見かけます。心不全でなくなった芸能人さんって多いですよね?
でも実は心不全は病名ではありません。
心臓の機能が低下して起きる様々な症状を心不全といいます。
心不全になる原因
- 高血圧
- 糖尿病
- 心筋梗塞
- 不整脈
- 心臓弁膜症
- 心筋症
- 肺気腫などの肺疾患
- 甲状腺機能異常
- 加齢
などです。
エコーは心臓の機能が一番よくわかる
まずは心疾患に対する検査をご覧ください。
心電図 | 血液検査 | 胸部レントゲン | 心エコー | |
心不全 | ☓ | △ | ◯ | ◎ |
狭心症 | △ | ☓ | ☓ | ◯ |
心筋梗塞 | ◯ | △ | ☓ | ◯ |
不整脈 | ◎ | ☓ | ☓ | △ |
心筋症 | △ | ☓ | ☓ | ◎ |
弁膜症 | ☓ | ☓ | ☓ | ◎ |
◎わかる
◯わかるが状態による
△わからないことが多い
☓わからない
動いている心臓を検査するんです。ということは、動画を撮ることができるエコーが一番よくわかるということなんです。
ココがポイント
レントゲンやCT=写真
超音波エコー=ビデオ→動画が見れるということです
心エコーができる技師人口は少ない
エコーを行える技師さんは技師全体の1〜2割程度です。
その中で心臓のエコーができる技師さんは4〜5人に1人です。
そして、その技師さんの半数以上は大きい病院に勤務されています。
一番大事な心臓です。本来ならば健診で全員チェックしてもよいはずなのですが、圧倒的に心エコーができる技師人口が少ないんですね。