エコーとは?
エコーとは超音波のことです。人の耳では聞こえないような高い周波数の音を超音波といいます。超音波は臓器や組織の境い目で反射する性質があります。
この性質を利用し、反射してくる音(反射波)を受信して画像を作り出します。
エコーは放射線の被曝の心配もなく、痛みもありません。
エコーなら血管年齢(動脈硬化)がわかります
「血管年齢」という言葉をご存知でしょうか?
血管年齢は血管の壁の厚さで決まります。
IMTが厚い=歳をとっている=動脈硬化が進んでしまっている、ということなんです。
このIMTを肥大させてしまう大きな原因として、年齢以外には「糖尿病」「脂質異常症」「高血圧」「肥満」「高尿酸血症」「喫煙」「過度の飲酒」などがあげられます。
すなわち、上記の疾患のある方や喫煙をされる方は動脈硬化が進んでしまっている可能性があるということなんです。
そして、このIMTは「超音波エコー」でしかわかりません。
ほかのどの画像検査もIMTを見ることができないということです。
動脈硬化とは?
血管が硬くなり血液の通り道が狭くなったり、血栓ができて詰まったりすること。ある日突然、心筋梗塞や脳卒中といった重大な病気を引き起こします。外からはわかりにくいため、ほとんどの人が血管の老化には気がつかず放置しています。
エコーで心臓年齢もわかります
心臓年齢とは、心臓発作や脳卒中を起こすリスクの高さを示すもので、75歳未満での心臓発作や脳卒中のうち、80%は心臓の健康状態を改善すれば防げると予測されています。
不健康な生活は、成人の5人に4人を早死にさせるとみられており、禁煙や健康な食生活、十分な運動が推奨されています。
この心臓年齢を、エコーによって調べることができます。
様々な臓器をチェックすることが可能です
エコーは診る部位によっていくつかの種類に分類できます。
- 頸動脈エコー
- 心エコー
- 腹部エコー
- 甲状腺エコー
- 乳腺エコー
また、エコーでチェックすることによって、次の疾患を早期に見つけたり、未然に防げる可能性があります。