エコー検査を受けるにあたって、気になることをまとめてみました。
エコーを受ける際の格好は?
基本的にどんな格好でも大丈夫なのですが、検査によっては脱いでいただいたり着替えていただくこともあります。
頸動脈エコー・甲状腺エコー
Tシャツ、前開きのシャツ、襟ぐりの大きめな服がおすすめです。
ネクタイ、ネックレス、スカーフは外し、襟が詰まった衣服は脱いでいただくことがあります。
お団子ヘアー、ポニーテールは避けてください。場合によってはマスクや眼鏡を外していただくことがあります。
腹部エコー・心エコー
上下分かれた服が望ましく、着衣は前を開くよりも、上げることの方が多いです。
横を向いて検査をすることもありますので、前開きの服の場合、体に塗るゼリーが着衣につくことにご注意ください。
腹部エコーはお腹を出す際に、脱いでいただくか、着替えていただくことがあります。
心エコーは、ブラジャーは脱いでいただくか、ホックを外していただくこともあります。
検査前の絶食は必要?
腹部エコー、心エコーを受けるにあたっては、絶食や排尿制限をお願いすることがあります。これを「前処置」と言います。
絶食をしないと検査ができないのではありません。検査に支障をきたす“可能性”があるだけで、支障をきたさない場合もあります。最も困るのは、食べたことを言わない、または言い忘れた、ということです。誤診につながることがあります。
水分は少量摂取であれば問題はありませんが、腹部エコーは乳成分がないもの、炭酸でないものに限ります。また心エコーは、心拍数に影響が出ないよう、食べ過ぎや慌てて走って来院することはお控えください。
乳がんもエコーで調べられる?
乳がんは乳腺エコーで検査できます。一般的な健康診断ではレントゲン写真(マンモグラフィー)を撮って調べますが、乳房を板で挟むことで痛みを感じたり、抵抗のある方も多いことでしょう。また、胸が小さかったり、太っていて板で挟めず撮影できない場合もあります。乳腺エコーは、板で挟む必要がないので痛みの心配がなく、よほどのことがない限り検査はできます。
また、レントゲンでは乳腺と乳がんは同じ白色に映し出され場合によっては見つける事が難しい時があります。
エコーなら乳腺は白、乳がんは黒とはっきり異なる色で映るため、見つけやすくなります。きちんとした人(超音波検査士)がエコーを撮れば、圧倒的にエコーの方が向いていると言えます。
妊娠中でもエコーはOK?
エコーは超音波を使って検査します。
レントゲンやCTと違い、放射線ではありませんので、被曝の心配はありません。妊娠中の方でも安心して検査を受けていただけます。
仮に病院でレントゲン写真の検査の後に妊娠が発覚したとしても、