腹部エコーとは?
超音波をお腹に当てて、臓器の状態を調べます。痛みは少なく、X線やCTなどと違って被曝もありません。
お腹のエコーでは見える臓器がたくさんあります。
肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・脾臓・膀胱・前立腺・子宮など。
では、その臓器にある癌が全てわかるか?と言うと、残念ながらそうではありません。
例えば、肝臓にある癌はわかります。でも子宮にできる癌はエコーでは「大きくならないと」わからないことがほとんどです。以下の表にまとめてみました。
腹部エコーで見ることができる癌
◎わかる
◯わかるが状態による
△わからないことが多い
☓わからない
超音波エコー | CT | 他にわかる検査 | |
肝臓癌 | ◎ | ◎ | |
胆嚢癌 | ◎ | △ | |
胆管癌 | △ | △ | 血液検査(△) |
膵臓癌 | ◯ | ◯ | 血液検査(△) |
腎臓癌 | ◎ | ◎ | |
膀胱癌 | ◎ | △ | 細胞診・内視鏡 |
前立腺癌 | △ | △ | 血液検査(◯) |
子宮癌 | ☓ | ☓ | 細胞診 |
卵巣癌 | △ | △ | MRI(◯) |
胃癌 | ☓ | ☓ | 内視鏡(◎) |
大腸癌 | ☓ | ☓ | 内視鏡(◎) |
※脾臓に癌はできません。小腸の癌は非常に珍しいです。
CTとは?
Computed Tomographyの略。X線検査の一種で、レントゲンとコンピュータを組み合わせて詳しく検査ができる機械のこと。
CTと比較して言えること
腹部エコーを受ける時の注意点
エコーには敵がいます。それは「ガス」です。ガスがあると音は遮られてしまい、その向こう側が見えなくなってしまいます。
ガスを避けるために、息を吸ったり、吐いたり、横向きになったりしているんですね。
エコーなら、いち早くにチェックできるから
何も異常がなければ安心ですし、何か見つかっても深刻な状態になる前であれば、数多くの対策を選ぶことができます。
エコーで健康チェック、してみませんか?